生活スタイル≠仕事🥴
良い服地に触りたくなりました。
良いシルエットを追求したくなりました。
次に選んだのは国内トップクラスの有名アパレル。
私的には着たいと思える服を作っている数少ない企業です。
プライベートで買う服が多い企業でした🥰
入社してからも好きなブランドや良いと思えるものに
関わることができるので、充実感は充分🙌
アパレルデザイナーとしては本当にスキルが試される環境でした。
ただ、配属された部署が特殊でした。
経験者が集まり、ものつくりの未熟なスタッフの多い
ブランドのデザインや仕様書を手伝うような部署。
ブランドに所属せず、生産と一緒に工場や商社との橋渡しをします👀
いろいろなブランドに携わり
本当にいろいろな仕様書を作り
どんなテイストにも対応する。。。マルチな感性がいります。
仕事は楽しかった😃
でもどうしても依頼される仕事が多くて
自分のペースというのは一切作れません。
ひとたび急ぎの仕事が来ると夜間になることも。
私は24時間仕事のことを考えるタイプです。
器用でもないし、仕事大好きなタイプなので
放っておいたら現実世界に戻ってこないことも(笑)
ですが子供達がいて生活があれば話は別。
仕事にかけるパワーを6割にして、4割を生活に😌
ちなみに私は主人とお店を経営しているので
2割がお店、2割が家族と3足の草鞋になったりします。
充実した仕事と生活のやりくりに
板挟み状態の詳細はまた次回。。。🙋🙋
企業格差?難しい話じゃなくて。
ダッサダサの服を作る苦悩💦
仕事だから仕方ない、好みじゃない物も作らないといけない。
どんな会社に勤めても、作りたくないものを作る場面は多々あります。
たまたま決まったブランドが、丸ごと好みと違う事だってありました。
以前にも書きましたが。。。
アパレルの人間と一般的なファッション感覚とは
埋められない大きな乖離があります。
どの仕事でもある、素人と玄人の差ってやつ🙌
それを埋められる感覚がビジネスセンスで、って私は思ってます。
だけど、ダサいって万国共通じゃないですか?笑
感覚の差、好みの差はあれど、それを着て外に出てどう見えるか。大事ですよね?
いくつかの会社で「何考えて企画してきてんの?」って聞きたくなる
ダサい服を作り続ける企画がありました。
それがハッキリと大きな企業と小さな企業で別れています。
企業格差って、そんな難しいもんじゃなくて
真剣に時代と向き合って来たかどうか?じゃないですか?
アパレルに限ります🥺
同じ事を続ける事が財を作る業界もあると思うので。
アパレルは変化する事で確実に成長します。
様々な部分で変化できなかった企業が負けていっていると私は思います。
それは企画だけでなく、組織なのか、仕組みなのか、はたまた労働条件なのか🥴
それがECの成長と共に、物凄く複雑化した事は確かです。
でもそのECに対するリテラシーとか
どんな動きをしているか?とか。
私も株取引のような今のマーケティングに
対応できているかと言われたら疑問ですが、
捉える世界を拡げているかどうかが
企業の規模を分けていると感じちゃってます。
あれ?今回は真面目な話しみたいに見えますが
私は好き嫌いは我慢出来るけど、
ダサいのは耐えられませんて事です🤣
アパレルのデザイナーはちょっといっぺん立ち止まってみて!!
ブランドらしさという逃げ道でダッサいもの作ってませんか?
それが自分や会社を苦しめていませんか?
ネットで売れているブランドを毎日よく見ましょ🥺
写真、展開、更新大事!
自分への戒め回でした🤣
覚書にします🤭
ではまた次回。。。🙋
浮かれて入社、からの~。。。
大好きなハワイ。
大好きな洋服。
大企業からのすっきりした転職。
ぶっちゃけわくわくしかしていませんでした🥺
入社前、お声かけもらったこの会社に
「本物のハワイがすきなので
オーガニックやサステナブルのムード満点の
シンプルで健康的なアパレルを作ります。」と
宣言して入社🙌
入ってみたら。。。
コテコテのサーフブリントとハイビスカスとウミガメて。。。
それとは別のテイストで作っていいって約束だったじゃん。。。
ださーーーーーーーーーー😭
知ってたけど、ださーーーーーーーって思いながら作れない😭
一緒になった上司?のような人も仕入れ小売りの経験しかなく
ものつくりに全く知識がない。。。
なにこれ?!から始まりました。
そして散々振り回されました。
慣れないバイイングもしましたよ。
ハワイで人気の物なら超詳しいですから。
でも、おしゃれだと思って使ってないですからーーーー!!!😭😭😭
自分のブランドのお店見てテンションが下がるって
本当に嫌なものなんです。
着てる人を見かけて「あれ私作ったやつ」と言えないのは
デザイナーにとって最悪です。
年を重ねてきて
洋服に、特に素材やクオリティーにこだわりが強くなります🥺
安い方を選ぶという選択がなくなりました。
洋服に妥協できなくなりました。
よれたTシャツに嫌悪感を抱くようになりました。
(古着は好きです)
良い素材は手が覚えています🙌
外見で洋服の値段がわかります。
高いだけのブランドと高くも感じないブランドが区別できるようになりました。
安いだけのブランドと安いのに素晴らしいブランドも選べるようになりました。
よく言うけど、デザイナーにとって洋服は子供みたいなものです🥺
やはり愛着があるんです。
誇りをもって作りたい。
今は優先度が少し変わりましたが
このころはそんな気持ちが一番強かったのだと思います。
良いと思わないものを作って、売れた売れないの話をするのが
とてもつらかった。
売れてもうれしくない。
小手先は器用になったので、売れる要素入れたらいい😅
泥のように仕事をしていた企業からの転職だったこともあり
放心状態、抜け殻のような仕事の仕方をしていました。
苦悩は続きます。。。また次回🙋
本日は脱線の上に陰キャです😰
脱線します🤣
そして今日は負のオーラしかでません🤣
アパレルの話しは出てきませんので。。。すみません🙌
物が売れないときは企画のせいになるよね😠
物が売れるときは営業のおかげになるよね😱
何なん?!😱😱
20年以上デザイナーやってるけど、毎度毎度ホントに腹立つ。
もう全て面倒くさくなる瞬間ありますよね。。。
全てが煩わしくて、全てがストレスになって。
投げ出したい😓
こんなに噛み合わないのも珍しい。
好きな人もキライになりそうです。
こんな日はストレッチでもして早く寝ます💦
あーー🤬🤬🤬
こんなんブログにするなよ、ですね💦
失礼しました。
また次回。。。🙋
ワイハのアパレル事情
大企業に疲れ切った私は
少し休憩を考えます🥺
次に入ったのは、ハワイをイメージしたブランド。
規模はかなり小さいです。
でもワイハです。
聞いただけでもウキウキしちゃう感じがしたというだけで決めました😆
22、3才の頃、初めてハワイに行きました。
学生の頃からサーフィンにのめり込んでいた私は
プロのライセンス取得を目指して
毎週千葉まで通う日々。
海外旅行が大好きでしたが、なぜかハワイには目もくれず。
アメリカ本土やヨーロッパばかり回っていました。
ある日友達に誘われ、ハワイに行くことに。
観光地でしょー?🥴なんて少々斜に構えた位の感じで笑
これが転機でした🥰
夏はワイキキ近辺でも永遠に続く波。
浮いてる感覚になる透明な水。
ウミガメや大きな魚と一緒に波に乗る感覚。
海から上がれば街中でも水着。
ワイキキから離れれば大自然。
飾りっ気のない魅力的なご飯。
海の行き帰りにもショッピング。
ほとんど行ったことないオプショナルツアー。
どれも最高すぎて、子供が産まれるまでに
10回ほど長い休みを使って渡ハしました。
ただ、当時のハワイは。。。
めちゃめちゃダサかった🤣🤣🤣
何でもかんでもプルメリアかハイビスカス。
ABC-martのお土産しかなく
せっかくアメリカだからスニーカーやブーツを探したいのに
ロスやニューヨークとは全然違うセンス。
唯一ナイキタウンでハワイ限定が買えたくらい💦
今でこそオーガニックやサステナビリティを意識して
オシャレなお店が増えましたが
アパレルのレベルが高いとは言えず
まだまだハワイ=ハイビスカスのイメージではないでしょうか?
そのハワイをイメージ、つまりニセのハワイっぽいアパレルです。
想像つきましたか?笑
大好きなハワイとダサダサのハワイブランドに挟まれて苦悩したお話しは
また次回。。。🙋
ゴミ製造機はごめんです😤
前回、ニットはウェイハイ地区とー。。。と言うのを書きました。
今回書こうと思うカットソーは山東や南通が多いですかね。
都心の工場は価格が高沸していて西へ北へと
散らばりました。
今は北の方が安いとは言われますが、
まだまだクオリティは不安定です😓
文化の違いはなかなか埋まらない大きな溝です😭
まぁ
日本人が1番商品のクオリティにうるさいですし、
自分でチェックしていても、生地の小さなネップや
ほんの僅かな染めムラで
不良品として弾くのも不思議な気はします。
日本人でも一般的な方は気付きもしないレベルでしょうから💦
コロナ禍てアパレルは
不要(飽和状態)な産業として、
また環境に悪い産業として
認識をする機会となってしまいました。
私は本当にゴミを大量に生産しているのではないかと
錯覚する会社を経験しました。
環境に悪いのをわかっていて使用したくない染料を使ってきました。
サンプルを作っては捨てながらサステナビリティをアピールしてきました🥺
それをコロナが止めてくれたとさえ思っています。
そして造り手をとりまく環境も大きく変化。
ミャンマーやバングラデシュ、ベトナム、インド、タイなど中国以外のアパレルの生産国が
軒並みコロナで生産出来なくなり、
生産を中国にうつしはじめました。
また、中国から海外、海外から中国への物流が混乱し
中国のアパレル工場は自国の為の生産を始めました。
すると、元々安くて細かくて難しい日本からのオーダーに
旨味を感じなくなりました。
コストダウンをお願いすると、平気でオーダーを断るようになりました。
さらに綿花の高沸。
さらにさらに現在は生地工場の地区に多く実施されている減電対策。
これは中小のアパレル工場のみを対象とした大規模な停電で、
政府が実施しているもの。
狙いは生産量を減らし、製品価格を上げ、
オーダーが減った工場は残ることができずに
最終的には国泰と大規模工場だけが残り
利益の上がるようにする、という政策です。
むちゃくちゃだと思いました、が、
実際オーダーは断られ、値段は上がり、生産効率が下がって、リードタイムが伸びる。
如実に影響が出てきました。
今まで1ヶ月強で納品できていた物が
クーリエの遅れも併せて
2ヶ月半を超えるように。
そろそろ日本のアパレルは低価格と言う物が淘汰され、
値段に見合う物しか作れない、
もしくはブランディングをした大切にされる服しか残らない
世界になっていくのではないかと
勝手に予想をたてている所です。
長くなっちゃったので、また次回🙋🙋
一本の糸を編む
ニットのデザイナーは特殊な知識が必要と言われます🥺
ニット自体の定義も曖昧で、肉厚や糸の太さでカットと区別したりします。
(私はリンキングしたらニットと区別してます。)
機械にどの位の太さの糸をどの度目(詰まり具合)で入れていくかで
全く風合いも仕上がりも変わってきます。
所謂テキバンと言われる状態。
すこし度目を変えるだけで糸の分量が大きく変わり、
価格に影響したりもします😓
仕様書も特殊で、パターン通り切って縫う(カット&ソー)と言う工程が無いため
編地を減らしたり、リンキングと言われる縫う様な機械を使ったり。
今や進化してオーラリーさんのように切って縫うニットも沢山ありますが😊
それはまた特殊扱いですかね。
同じ様に指示しても工場によって全然違う上がりになるのも不思議です。
最近は糸の台帳の種類がとても増えて
一般的な商品はほとんど糸が買えるから
染めロット(オリジナルカラーを作るときの最低枚数、ニットは糸の重さで決まります)が
ほとんどなくなりました。
あまり一般的でない糸や置いておきにくい糸は未だに染めロットが必要です💦
私はこのニットの奥深さが好きです。
本当に難しい。
中国の威海市や国泰が有名です🙌
この地域や工場のニットは安くて品質も良い物が多いです。
あれ?オタクっぽいですかね😱
もう少し入口のお話しもしようと思います。。。
ではまた次回🙋